火曜日, 12月 05, 2006

ベーカーでアメリカは持ち直すのか?

 ネオコンの回し者ラムズフェルドを切り、チェイニーの影響力を殺ぐためにベーカーが動いたことはもう既にご承知の通りだが、ブッシュ(ブッシュ43)がパパブッシュ(ブッシュ41と呼ぶとは知らなかった)の話をやっとまともに聞くようになったようである。これで、ネオコンとキリスト教原理主義の影響を最小限に抑えられれば、本来の共和党の良さが表れてくるはずなのだが、如何せん議会が民主党と言うろくでもない政党に...

 911以降のブッシュ政権は、難癖をつけて石油絡みの紛争をあっちこっちで引き起こしその利権を濡れ手に粟で手に入れられると踏んでいたわけだが結局どこもコントロールできなかった。これは、明らかに誰が見ても大義のない戦いを正義だと言い張ることは、今のアメリカの実力では無理なのに、ネオコンにはそれがわからなかったということなのだ。

 本当のことを言えば、ブッシュではなくベーカーが大統領になることを望んでいた。本当のアメリカの保守だからだ(決して良い意味で言っているわけではないが、ブッシュのようにバカではないのでネオコンが入り込むほど脇は甘くないことは間違いない)。恐らくベーカーならば、素人に疑われることなくブッシュがやろうとしていたことを達成しただろう。

結論:本当の保守は911のような素人臭いヤラセをイスラエルと一緒にやったりはしない。真珠湾の時代(これもやったのは民主党)は隠しおおせたかもしれないが、いくらなんでも21世紀にあんなシナリオを使ったら笑われるだけだ。

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