火曜日, 7月 24, 2007

無かったOS

 世の中にはMicrosoftを失敗しない手堅い(順調にOSが進化している)会社と思い込んでいる(勘違いとも言う)人もいるようだが、実態はそんなことはないのである。次期OSの開発コードが”7”になっていることは、私のblogの読者なら先刻ご承知かと思うが、数字が1から順調に大きくなっているAppleと比較してWindowsは、凄いことになっているのである。さて今回は、Microsoftと言う会社を良く理解していない方のために今回はMicrosoftのOSのおさらいである。

Windowsバージョン物語
Windows1:MS-DOSにアドオンする形のウインドウ・シェルを開発するが、その中で動くアプリケーションは登場せず
Windows2:懲りずにアプリを一つ立ち上げると画面を占有、二つ目を立ち上げると画面を二つに分割、4つ立ち上げると画面を4分割というウインドウ・シェルを開発するが、まともに動作するアプリケーションは登場せず
Windows3:ご多分に漏れず余りにバグが多く3.1が登場するまで使い物にならなかった。アプリケーションはWindowsの機能を使わずにDOSで動いていた。
Windows3.1:初めてのまともに動く様になったGUIシステム。但しWordとExcel以外に使えるアプリはなかった。実態はDOS。
Windows95:MacOS 87と揶揄されたが、実はMacOS自体が全く進化していなかったのでMicrosoftにチャンスを与えてしまったという曰く付きのOSである。Windows4.0
Windows98:潰れそうな状態で何をして良いか分からない状態のAppleの間隙をぬって登場したWindowsの金字塔。実態は95のSP3である。Windows4.1
Windows Me:マルテメディア対応を謳うが今では無かった事になっている。実態は98のサービスパック・マイナス1である。Windows4.2αバージョン
Windows XP:OSXの登場に慌てふためいたMicrosoftは、NT系の2000のGUIをOSX風に変更してリリース。案の定SP2が出るまでは酷いものだったが、それでもMeが余りに酷かったのが幸いして大ヒットになる。Windows 5。
Windows Vista:プラグ&プレイが可能などと前にも聞いたような機能を最大の売りにしていたが、突然再起動するようじゃ”21世紀のMe”という称号を貰うのは間違いない。Windows 6。
Windows7:Meを見れば分かるように”7”が出るまでMicrosoftという会社が生き延びていれば大ヒットするだろう。今世紀中には間に合うとは思うが。

 というわけでMicrosoftの歴代のWindowsの中には、バージョン1、2、Meと無かった事になっているOSとあるにはあったが殆どはDOSだけ使われていたOSが結構あるのである。

結論:見てみれば分かるようにWindowsは、今迄に大きくわけて6つのヴァージョンが開発されたが、その内本当にまともに使えたのは、4と5だけ(1/3)なのである。マイナーバージョンを含めても同様に4.0、4.1、5(1/3)だけである。バッターとしては、まずまずだがそれでシェアが95%と言うのはあんまりである。Windows 1使ったことがある人はご連絡お待ちしております(いるわけないけど)。

0 件のコメント: