火曜日, 7月 31, 2007

Appleのビジネスモデル

 漸く落ち着いてきたiPhoneの騒ぎ。現在どれ位の台数が売れたのかは不明だが、ビジネスとして大成功だったことは間違いない。開発費を全く無視すれば、1台売るごとに半分が利益となり、AT&Tのアクティベーションによって奨励金($100〜$150)が入り、さらに月々のAT&Tの利用料からサブスクリプション費用(2年間で$216)が入ってくるのである。こんなに美味しい契約を結べた段階でAppleは大成功(1台アクティベーションされることによって合計$600近くの利益になる)だったのだ。

 ここで問題になるのが、最後のサブスクリプション(月極め使用料)の部分だ。バグフィックスのアップデートとは別に、今後随時付加されるアプリケーションの使用権利がこの部分で補完されるのが、Appleの考え出したサブスクリプションなのだ。システムのplistをチェックすると現在はインストールされていない数多くのWedgetが存在することから、今後追加されることが予想され、それとは別にiPhone用のiWorkやiChatが追加されるのも間違いない。現在のハード仕様では自分撮りのカメラがないためテレビチャットとは行かないのかも知れないが、少なくとも無料で電話会議(それもPCも含めた)が行えるのは意味を持つだろう。

結論:音楽聞き放題のサブスクリプションは良くある話だが、アプリケーションの使い放題は携帯電話ではあまり聞かないのである。これはもしかしたら、.Macユーザーにも拡大されiWorkなどのコンシューマーアプリケーションがサブスクリプションで使用可能になる布石になるのかも知れない。

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