木曜日, 7月 12, 2007

リサイクルは素晴らしい

 宣伝が上手いとすぐに騙されてしまうのが庶民だが(俺は何様のつもりだ)、公共機関がそう言っているからと言って(政府レベルでさえ騙されることは多いのだ)正しくないものは世の中にたくさんある。その代表例で誰にでも解りやすいものにリサイクル運動がある。


定説:紙であれプラスチックであれ、限られた資源を無駄にしないためには新たな原料を極力減らすことが出来るリサイクルは素晴らしい。そして単純に焼却するわけではないのでCO2も削減できる。

実際:リサイクルのためには膨大なエネルギーを使用する。

例1:集めるための車は大八車ではない(石油を使う、戦中の木炭エンジンなら集めた紙を燃料に出来たかも知れないが)。

例2:集めた物を粉砕するのはボランティアの人力などではない(大量の電気を消費する)。

例3:その後紙ならば漂白剤と大量の水を必要とし、プラスチックならば溶かすための電気か燃料が必要になる。


 単純に見てもリサイクルのためにはこれだけのエネルギー(資源)が必要になる。同じ原料で何回も利益を生み出そうと言うのがリサイクルの本質であり、環境に優しいなどと言うのは単なるまやかしに過ぎない。本当に環境のことを考えるのならば、リサイクルよりはリユース(要は使い回し)の方が数段優れている。それもガラス瓶の様に、紫外線などで劣化することの少ない(プラスチックの劣化は非情に早い)ものを容器とし、容器を返却するのではなく量り売りの容器として使用するのである(要は酒の一升瓶だろうが、牛乳瓶だろうがその時に空いているものに入れてもらえばいいのだが、これは昭和30年代までの典型的な日本の生活パターンだったはず)。


結論:何でもかんでも使い回せとは言わないが、リサイクルなどと御為ごかしに無駄な資源を費やすくらいならば、出来ることはいくらでもあるはずだ。別に30年並みに貧乏になれと言う意味じゃない。

0 件のコメント: