水曜日, 4月 02, 2008

サブ・プライムから思うこと

 サブプライム問題に対するアメリカの対応は、一見日本の”失われた10年”を奇貨にしているように見える。しかし、忘れていけないのは、日本でも公的資金投入は考えられていたのに、それを阻止した連中(国民の大多数)がいたと言う事実だ。

 そして、大多数の国民は、マスコミ(勿論マスコミはその裏に隠れている連中に利用された薄らバカに過ぎない)に踊らされ、公的資金投入はけしからんと考えることが正しいと信じ込まされていた(何お疑いも無く)のだ。つまり、筋の悪いプロパガンダ(勿論、発信者は日本の力を削ぎたい国際金融資本)に、国全体が引っかかった大掛かりな如何様が、バブル崩壊だったのである。

 マスコミが作り出した空気が、まるで自分の考えであるかと錯覚する(本当は何も考えていないだけなのだが、マスコミの意見を自分の考えだと思い込む。これが日本を戦争と追い立てた空気の正体だ)日本人のキャラクタにつけ込んだ訳だ。そのために政府は後手後手に回り(今のまだそのままだが)、本来の日本の資産から考えるならば、あっという間に解決出来た問題を長引かせてしまったのである。

結論:バブルを作り出したのが空気(プロパガンダ)なら、崩壊させたのも空気。低迷を長引かせているのも空気なら、それに気付かさないのも空気。日本人は空気を読む能力は長けているのだが、その中に含まれている異臭を嗅ぎ取る能力に欠ける。鼻が利かないからすぐに騙されてしまうのだ。

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