月曜日, 4月 28, 2008

どの口が言うの

 社説で立派なことを宣うのは勝手だが、朝日新聞の偽装請負に対する判決を受けての社説には開いた口が塞がらない。「偽装請負判決—進まぬ正社員化に、喝」という27日の社説が問題の社説なのだが、

--- 引用 ---
 正社員にすると、人件費が高くなる。だから、企業は派遣に頼ろうとする。だが、派遣労働者も長く使うと、直接雇用を申し入れる義務が生じる。一方、請負にすると、請負会社に雇われた人に直接は指示できない。そこで生まれたのが偽装請負である。

 企業にとっては好都合だろうが、働かされる側はたまらない。
--- 引用終わり ---

 このご大層な意見(当たり前のことを言ってるだけだが)を、ヘラルド朝日の偽装請負問題で6年前から訴訟されている朝日新聞が偉そうに言う臆面の無さにはあきれ返るばかりだ。松下の子会社は偽装請負してはいけないが、天下の大朝日は別だと考えているのだろうか。自分のところがそんな問題を抱えていることさえ知らないバカが社説の担当なんだろうか。

結論:こういうのをダブルスタンダードと言うのである。

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