木曜日, 4月 03, 2008

ビジネスの鉄則

 何となくビジネスに関して書いてみたくなったので、これからの時代にマッチするだろう(本当かは責任を持てないが)鉄則をいくつか書いてみたい。過去のビジネスの鉄則が通用しない時代になったのだから、考え方を切り替えなければいけないのである。

鉄則
その1:計画は積み上げでは無くやらないことを決めることから始る。
やらないことを決めるなどと言うと首切りと勘違いされてしまうが、メインとなるテーマに絞り込んで、それに注力すると言うことだ。あれもこれもなどと欲をかくと結局全てが中途半端になってしまうか、良くて実行に無駄な時間を使う結果に終る。結局はMicrosoftのOSみたいになってしまうのが落ちだ。やる事を決めようなどとすると、そのジレンマに陥ってしまうからやらないことを決めて、やることの絞り込みを行わなければいけないのである。
その2:不採算部門の廃止は業績を回復させてから行う。
業績が落ち込むとつい、後ろ向きの考えがクビをもたげ不採算部門の廃止や売却などという(安易な)考えに走ってしまうが、三洋を見れば分かるようにそんなことをするとジリ貧になってしまう。事業の絞り込みと言うのは好業績の時に行うのが鉄則なのだ。業績の悪い時にやると会社全体のモチベーションが落ちてしまい業績回復の足を引っ張るだけなのだ。何時クビを切られるか分からない状態で浮き足立たないような人間なんて早々いるものでは無いのである。
その3:テストは条件の良いマーケットだけで行ってはいけない。
一般的にテストを成功させたいと思えば、上手く行く条件の揃っているところでテストをしたくなるのが人情。しかし、これを学校のテストに置き換えれば得意な科目だけをテストするのと同じ話になってしまう。そんなことをしていたのでは出てきた結果に意味はないのである。どうせやるのならば条件の一番悪いところでやるくらいじゃないといけないのだ。そこで通用するセオリーはどこでもOKなのである。勿論、中途半端な気持ちでやれば全部失敗に終るのは間違いない。

結論:下手な鉄砲も数撃ちゃ当るなんて時代錯誤も甚だしい。何にしてもターゲットを絞り込めないような商売は成り立たない時代になってしまったのだ。使い方もわからない武器が山ほどあるよりはナイフ一本のほうが役に立つ。そう考えられるかどうかが勝つか負けるかの分かれ目なのである。

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