防衛庁の機密情報漏えいに絡んで、私用PCの禁止、Winnyの禁止が謳われているが、そもそも個人情報保護法などの法律を作ることによってお仕舞いになった気がする官僚組織のあり方に問題があるのだ。個人情報保護法で民間企業のシステム部門(他部門が騒いだとは思えない)は過剰防衛と言えるほど大騒ぎになったが、何のことは無い役所は何も対策をしていなかったわけである。
問題があるとすれば、一度ネットワーク上に出てしまったデータを消し去ることが不可能だと言うことでだろう。これはWinny以外のファイル共有ソフト全般に言えることだが、HDDの中にデータがあれば、どんなことをしてもそれを完璧に守ることは出来ない。これを防ぐにはシン・クライアントしか方法はない。そもそもデータを持たないのであるから共有させることは不可能なシステムだが、そうしなければいけないと誰も言わないのが腑に落ちないのは私だけだろうか。
もちろんサーバ上にデータが集積されるのでサーバをハックされればお仕舞かもしれないが、世の中にごまんと溢れているPCを守るよりも限定されサーバを守る方がよっぽど簡単なのだ。それなのに、どこかのバカ(Microsoft)はファイル情報を共有するサービス(FolderShare)を始めるらしい。.Mac(Appleの有料レンタルサーバサービス)とは違い、クライアントのHDD情報を公開してそれを元にファイル共有出来るようにするサービスらしい。それって皮付きのウィンナー(OS絡みと言う意味)じゃないの。
結論:Winnyの使用を禁止する前に、データの保管方法を根本から見直せ。そもそもデータがクライアントのHDD上にあることが問題なのだ。その上でWindows使用を止めろ。FolderShareが標準になってしまったら情報漏えいはWinnyなんてもじゃ済まなくなるのである。
木曜日, 3月 16, 2006
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