木曜日, 3月 30, 2006

類比と分析

 一般に類比は大ざっぱで、分析は緻密だと言われている。確かに大枠ではその通りなのであるが、行き過ぎた分析は事の本質を見えなくしてしまう(分析とは要素分解のためとんでもないものを真実だと思ってしまうこともある)ことに気付かない分析バカが結構多いのだ。どちらも頭の良い人間(常識があると言うことで偏差値が高いと言うことではない)がすれば立派に真実を導き出すことが出来るが、バカが使うとバカ丸出しになるのが類比で、バカであることをその本人に気付かなくさせるのが分析である。だから恐らくバカは類比を馬鹿にするはずだ。

 つまりバカタレを解ったような気にさせてしまうだけ分析の方が罪が重いと言える。これが所謂、数字バカを生み出してしまう。そして手間がかかるだけにそんなバカに金を払うなどという愚かなことをしなくてはいけなくなるのである。統計なんか駆使する暇があったら、街を歩けばいいのだ。数字じゃ息遣いと言う一番大事なものはいつまでたっても付かむ事が出来ない。引きこもりに世の中のことなど解るわけはないのである。

 それだけじゃなく分析を専門にする連中は、実数(生きた数字)を出せないと定数(過去の統計から作った数字)を使ったりする。また分析は過去しか分からないと言うことに気付かない。昨日の天気予報ならば幼稚園児にさえ出来るし、記憶違いでなければ必ず当っている。分析バカがやっていることは、大抵昨日の天気予報なのだ。そんなものから偉そうなことを言うバカが世の中に溢れているようだが、それに騙されるあんたもあんたなのである。

結論:常識を持っていない人間(ようするにバカ)には、道具とチャンスを与えてはいけない。昔から”馬鹿とはさみは使いよう”と言うが、バカにはさみを使わせると言う意味だと勘違いしている連中が多いように考えるのは私だけだろうか。

0 件のコメント: