月曜日, 3月 27, 2006

アメリカはダブルスタンダードではない

 良くアメリカはダブルスタンダードを使うと言われている。最近では、インドの核開発を意容認しながら、イランの核開発を断固拒否することなどがその例だと言われているが、これは単なる思い違いだ。アメリカはダブルスタンダードを使っているわけではなく、自分たち(経済支配者)に都合が良い事だけを認めているに過ぎない。そこにはスタンダードなどと呼べるような確固たる考えはないのだ。

 例えば、ソ連がアフガンを占領していた当時ビン・ラディンは、アメリカの工作員(恐らく今もそうである)だったし、フセインはイラン革命の時にはアメリカの同志であったし、ノリエガもアメリカの為に働いていた。それが都合が悪くなれば取っ捉まえたり、空爆を行うのだ。特にイラクなどは何も軍事行動を行っていないのに、イスラムのテロを支援したと言う言いがかりで侵攻されたのだから、たまったものではない。

 というわけでアメリカと言う国は自分たちに都合が良ければ独裁者でも何でも支援し、揚げ句の果てにはその独裁を理由に平気でその国を潰すことを厭わないのである。それは自分達に都合が良ければ自国民がどうなろうと構わないというところまで言ってしまう為、首尾一貫した対応など全く考えていないのである。

結論:そんな国を相手にするのであるから、言うことを黙ってきいていればいいなどと思ってはいけない。それを解った上で利用するなんて事は不可能なのである。

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