金曜日, 3月 03, 2006

新聞の正しい読み方

 日本にはクオリティ・ペーパーと勘違いされている大新聞が何社かあるが、読み方を間違うととんでもない事になる恐れがある。例えば政治に強いと考える人が多い朝日新聞は政治色が強いだけだし、経済に強い日経新聞は経済の強い影響を受けているだけに過ぎない。同じ単語が含まれていても接続詞が違うと全く意味が変わってしまうのである。さて、それではどの新聞を読めばいいのかと言う話になるが、これは個人の好き好きなのでどれでもいいのだ。但し、以下に例を挙げるので、この新聞のここは読むべきでないと捉えて頂ければ幸いである。

朝日新聞:政治面と社会面は読んではいけない。何故ならばここに朝日の政治色が一番濃く反映されているからだ。どんなに下らない連中でも左のやっている事は美談になってしまい。保守系の話題は悪い方にミスリードするのを常としている。朝日は捏造も多いので、ちょっと臭う記事は読まない方が良い。社説と天声人語は絶対に読んではいけない。経済面は他紙と比較して優れている。

日経新聞:経済面は絶対読んではいけない。その多くは”飛ばし”(憶測)、”ちょうちん”(おもねり)、”観測”(誘導)で成り立っている。特に月曜の一面にスクープが載っていたらガセネタだと思った方が良い。日経で一番当てに出来るのは国際面の政治である。国際政治が知りたかったら日経を読むべきである。日経金融新聞は、株式を分かっていない素人(日経の新人金融に行く)が書いているので株をやる人は読んではいけない。

産経新聞:アメリカに関する記事は読むべきではない。ここは保守と言うよりはアメリカの提灯持ちなので、アメリカに対して書かれている好意的な記事は全く逆に読むくらいの理解力が必要である。芸能記事を読むくらいなら毒にはならないと考えるべきだろう。産経抄も読むだけ無駄である。

毎日新聞:ちゃんとした記事が出る時と朝日みたいな記事が出る時が同時に起こったりする分けの解らない新聞なので、他の新聞との併読が必要になる。全体的にはかなり左がかっているので、それが心地よいと思えるような行き方をしている人だけが読むべきだろう。

読売新聞:スポーツ面は読む意味がない。社会面はどちらでも良い。政治面は保守であるが物事の捉え方はあながち間違っていないので全体を俯瞰するのには有効である。チラシの多さは本紙以上なのでちり紙交換ねらいには欠かせない新聞だ。

東京新聞:実は一番薄いのに一番読むところが多いと言うパラドックスを抱えた新聞。右にも左にも極端にブレていないので書いてある事はいたってまともである。3面の前にある”こちら特報部”は週刊誌的な突っ込み方をしているので好感が持てる。如何せん東京ローカルの新聞なのと中日新聞系であるためちよっとやぼったいところがある。でも私は一番好きだ。

結論:と言うわけで、日経の国際面と、読売の政治面、朝日の経済面、そして産経の社会面を読めば間違いない。就職面接で日経や天声人語が質問で出るような会社だったらロクなもんじゃないので、こちらからお断りにするべきだろう。

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