金曜日, 3月 10, 2006

常識にこだわるのは非常識

 題名は大げさだが、内容はいたって単純なのでご安心を。で、何かと言えば最近めっきり減ってしまったスキー愛好家に新しい常識をお伝えしようと言うことである。スキーオタク(相違のがいるのかどうかは知らないが)は、とかくスキーと言えばワックス(ちゃんとワックスを理解しているかどうかで相手のレベルを判断)となってしまうのかもしれない。つまりワックスを塗らないような奴を下に見る癖がいつの間にか身に付いてしまっているのだが、最新の研究でスキーワックスには意味がないどころか滑りを悪くすると言う結果が出たようである。

 つまり今までの常識では、スキーはワックスを塗らないと滑らないので、如何にその時の雪の温度に対して最適なワックスを使うかと言う蘊蓄(聞いている方は苦痛なだけだ)でえばれたのでに、これからはワックスの話をしただけで、”お前スキー板の事何も知らないんだね”とやり返されてしまう時代になってしまったのである。

 現在のスキー板に使われている超高分子量 (ultra high molecular weight )ポリエチレンは、テフロン並みに摩擦係数が低く摩耗にも強い為、それを越えるワックスは存在しないのである。つまり速く滑りたければワックス無しと言うのが今なのだ。だから走り屋を自慢したい輩がワックスを塗り始めたら、この意気地なしめ(スピードが出るのが怖いチキン)と、罵っても良いのである(それをすれば、貴方の人間の小ささが暴れてしまうが)。

結論:どうでも良いようなネタであるが、世の中の進歩は常識を変えると言う分かりやすい例として取り上げてみた。未だに19世紀くらいの常識で物を見ている鉄人(頭がと言う意味だ)がいたりするが、常識が不変だなどと思っている(思い違いとも言う)と笑われるので注意をした方が良い。

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