金曜日, 3月 17, 2006

ジャーナリズムは本当に地に落ちた

 皇太子ご一家がディズニーランドへ出かけられたことを報告することにどれだけの意味があるかと疑問に思うことがないわけではないが、ライブドア美人広報(あんなもんで美人ならば...前にも書いたのでやめよう)の乙部氏が退社すると言うので浮かれている。本当に何かをちゃんと考えてこんな馬鹿なことをしているのだろうか。そんなことに誌面を割く暇があったら、現政権を窮地に陥らせるような重要な情報の一つでもスクープしてみろと言いたい。

 大体、たかがインチキ会社の広報が生きようが死のうが知ったことじゃないと考えるのはそんなに間違っているのだろうか。香港やマカオに出かけた時にもまるで正月の芸能人のハワイ旅行のようにはしゃいでいたが、向こうで何か良からぬことをしないかどうか(ライブドアの隠し金の始末など)を気にかけた上で追いかけている連中はいなかった。

 竹中金融相も、相当怪しい(日本で税金を納めていない)のに、そのことも全然真剣に追いかけていないとは怠慢も甚だしいぞ。社会の木鐸とは政府を守ることなのか。それだけではなく、新聞特殊規定(再販防止と宅配)を守ろうと、踏ん張っているが守る理由となっている論拠は自らが破壊している。曰く”報道の質を守る”(量の間違いじゃないか)、”割引による乱売を防ぐ”(あの景品はどうなんだ。一昨日読売新聞は契約もしていないのに洗剤段ボール一箱とビール券15枚も置いていったぞ)、”国民が知るべき情報が疎かになる”(乙部の進退のことか)。飛ばし、提灯、記者クラブ発の記事を無くしてしまったら、誌面なんか作れないじゃないか。どの面下げてそんな立派な口がきけるんだ。

結論:新聞の特殊指定なんて要らないし、記者クラブもいらないし、押し紙(販売店への部数の押しつけ)も止めろ。そんなもんがあるからきちんと報道する気が無くなってしまうのだ。検閲もないこの時代に本当のことを書かなくてどうする。悔しかったら記事の内容で新聞を売って見せろ。この穀潰しめ。

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