水曜日, 3月 29, 2006

正しいことと間違っていること

 世の中には正しいことと間違っていることがあるが、小泉首相にかかると単純に組織の善悪を決めてしまう。例えば郵便関連であれば、赤字を垂れ流している"メルパルク"や"かんぽの宿"を廃止することは正しいが、だからといって郵便局を民営化する必要は無いどころか、民間資本(その裏にどこの誰が隠れているかは知れたものではない)に完全に開放すると言うのは日銀(その株式の半分はロスチャイルドが持っている)を見れば解るようにこんなに危険なことはないのである。資金量があるだけに日本の経済に与える影響が大き過ぎるのだ。

 もちろん財務省は自分たちの利権が増えることには多いに賛成なので何の文句も無かったわけであるが、もともと郵政問題のきっかけは、第二の予算になっている財投を無くすことであったがその手段として民営化すると言うのは論理の飛躍も甚だしい限りである。これでは財投に充てていた資金を海外資本のハゲタカに貸してやるようなものなのだ。その資金で日本の経済が破綻してしまうとしたらそれこそ洒落にならない。

 英語は必要であることは間違っていないが小学校から皆がやることは正しくない。そもそも皆が覚えられるわけでも無いのに無駄な時間を使っているとしか思えない。現在でも大学まで行けば10年近く英語付けのはずなのだが、その結果がこれなんだから言わずもながである。そんなことに時間を割くのならば英語は話せなくても尊敬される日本人を一人でも多く作ることだろう。

結論:間違っていることの多くは、日本のためになされていないことばかりだ。それでも何にも考えていない連中には正しいことに思えるくらいの理屈はつけている。それが始末に負えない最大の理由なのである。

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