月曜日, 6月 30, 2008

地球温暖化は質の悪いプロパガンダ

 何度も同じことを書いているので読み飽きたと言われそうだが、昨今の環境問題はCO2の削減ばかりで省エネの声は非常に小さい。石油の消費量を減らしてCO2を減らすのではなく、よりCO2の排出が少ない代替え燃料に切り替えろと言う話ばかりだ。冷静に見れば誰もエネルギーを節約しようと言っていない事に気付くだろう(それが一番大切なのに)。

オール電化:CO2が出ない(但し家庭で)と言うが、要はガスなんか使わず、電気だけにしろと言っているに過ぎない。電気の消費量は単純に増える。出力調整の出来ない原子力発電所からの電気を給湯に使うだけ(深夜電力は安い)では儲からないので考え出したんだろう。
バイオ燃料:石油よりもCO2排出が少ないというが、新たな農地を作れば森林破壊によってCO2の吸収量は減り、耕作のために石油消費が増える(肥料や耕作機械の燃料消費)。揚げ句の果てには先進国にとっては家畜の餌に過ぎないが、発展途上国では唯一のエネルギー源になる穀物が急騰してしまい飢餓が拡大。
原子力発電:スリーマイル、チェルノブイリと立て続けに事故を起こし世界中から駆逐されると思われていた原子力発電がCO2削減の掛け声の下ゾンビのごとく復活。四川省の地震で中国軍の特殊部隊が極秘に派遣されたように、災害が起これば致命的な環境破壊を起こす原子力発電が安全になったと言う話は一向に聞こえないのだが。

結論:地球温暖化にかこつけて有象無象が蠢いているのだ。

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