月曜日, 6月 23, 2008

立法権と行政権を取り返す

 建前では日本は三権分立と言われているが、実体としては行政を司る官僚がご丁寧にも法案まで作成してくれるため、国会議員は立法など行ってはいない。国会は法案の追認か拒否の作業をしているだけに過ぎない。だから、政治家の意見はどこかの省庁の担当者から吹き込まれた戯言に過ぎない。

 それでも、バブル崩壊以前はそれなりに優秀な人間が官僚になったため少しは国民の理解を得られるような法案を提出出来たのだが、最近は質は低下したのに自己保身能力だけは強くなったためにとんでもない法案を平気で上奏する始末なのだ。国と地方の公務員の給与を合計すると41兆円。税収の5分の4は人件費に消えている。当然、原資がたらなくなるから赤字国債を発行するのだが、財政が破綻する原因は公務員が多すぎるだけなのだ。

 官僚組織のバックに付いていたアメリカが自家撞着の末崩壊しようとしている。この機会に売国官僚を叩き出せば、暫くは良い政治が可能になるかも知れない。役人に予算など考えさせているから、権力を持ってしまったのだ。予算を決めるのは国会だという原点に戻るためにも、誰かがナタを振らなければいけないのだが、それは小泉純一郎のような売国奴ではいけないのだ。接待タクシーなどと言う小さな問題が取り上げられ、それで騒ぎが起こりつつあるが、官僚制度崩壊の切掛けになるかも知れない。蟻の穴から堤も崩れるである。

結論:シロアリを飼っていたのでは建物は崩壊してしまうのだ。

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