日本人にとって北朝鮮問題と言えば拉致と核開発だが、他の国の思惑はそんなところにはない。ぶっちゃけて言ってしまえば建前上は拉致問題や核開発があるように見えるが、朝鮮人や日本人が死んでしまおうがそんなことどうでも良いと考えているのだ。では、何故北朝鮮に関わりを持とうとするのか、以下に箇条書きしてみよう。
首を突っ込む理由
・豊富な地下資源。地上の資源(農作物)は惨憺たる状態だが、地面を掘れば韓国と違って北朝鮮は宝の山(鉄鉱石、石炭、マグネサイト、モリブデン、タングステン、黒煙、銀、鉛、亜鉛、アルミニウム、金、そしてレア・アースとレア・メタル)。敗戦後、直ちに朝鮮を独立させた理由は、満州と同様に地下資源が豊富な朝鮮を日本の支配下から引き離すためだったのだ。だから地下資源の乏しい台湾は好きなようにすれば良いと言う扱いだったのと全く違ったのだ。
・低廉な労働力(生きていればの話だが)
なんで宝の山があるのが判っているのに北朝鮮はそれを掘り出して売る事をしなかったのだと言われそうだが、北朝鮮には掘り出す技術も資金もなかったのだ。戦前の日本は朝鮮半島の中でも北の地域に重工業を起こした(資源はそこで調達できるから)。日本が追い出されソ連が入ってきた後朝鮮戦争となり、せっかく日本が築き上げた重工業の施設も破壊されてしまった。自国に地下資源の豊富なソ連は北朝鮮の地下資源を重要視しなかったことによって、日本によって数多く開発された鉱山は捨てられてしまったのだ。
結論:日本以外の六カ国協議参加国が、地下資源の為なら日本人がどう思おうが関係ないと考えているのが、本当の北朝鮮問題なのである。
土曜日, 6月 21, 2008
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