木曜日, 2月 08, 2007

「空気」

 古来日本には空気を読むという言葉がある。これは長い間、村社会が続いたために村八分になることがどれくらい怖いことか遺伝子レベルで刷り込まれてしまったせいなのかも知れない(科学的な根拠は希薄。実際には社会心理学の範疇)が、日本では何かを決定するために科学的根拠(これも対して当てにならないが)は一切いらない。論理的な考察もまたしかり。

 戦前の社会を否定するマスコミも、戦前と全く同じ体質(空気を読み空気を作る)から一歩も抜け出していない。小泉の政治は劇場型だというが、劇場型にした張本人(マスコミ)が言うのは全く馬鹿げた話なのである。長いものに巻かれるのを良しとするその考えは、一夜にして主張を反転させる元凶なのに、反省はどこにもない。

 電波を司る放送局は、「空気」の前には無力と指摘する人がいたが、冗談じゃない空気を汚しているのは他でもない放送局の送り出すロクでも無い電波なのである。

結論:ジャーナリストは山本七平の「空気」の研究を読んで勉強し直せ。

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