香港系週刊誌「壱週刊」で台湾の李登輝元総統が台湾の自主独立を否定し、大陸の傘下に下るかのような発言をし、物議を醸したらしい。見出しがそうなっていたと言うだけで実際には、既に自主独立している台湾の独立を謳うのは後退だとの発言だったらしい。現在の台湾は独立か統一かと言う段階には無く、国家の正常化のために民主国家として不足要件をどう補充するかであって、新憲法の制定など法的なハードルが高く非現実的な空論に費やす時間など無駄であり、そんなもので国民を欺くなと発言したのである。
その上で、経済政策の失敗(資本が出てゆくばかりの経済開放)を修正し、人々の生活を顧みなければいけない。無意味な闘争などやっている暇は無いということである。目指すは国民あっての国家だと。内輪の喧嘩などに明け暮れていても何の問題解決にもならない。そのため、与党・民主進歩党と一線を画するために台湾団結連盟(台連)を再編成し民主台湾の再生を目指すと言う。
「壱週間」で刺激的なタイトルが使われたことに対しては、世論喚起のために騒ぎを起こすという狙いの上で計算されたものだったと語っている。民進党の付属のように思われていた台湾団結連盟(台連)がリードして台湾の民主化を実現するための流れを作ろうと言うのである。
結論:台湾にはここまで大局を見て戦略を立てる政治家がいると言うのに我が国は、言葉狩りに興じている。いっそのこと台湾に日本を併合してもらいたいくらいだ。
火曜日, 2月 13, 2007
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