木曜日, 2月 22, 2007

バブル崩壊秒読み開始

 アメリカの消費の90%を支えている上位5%の高所得者のおかげでアメリカ経済は絶好調であるが、不動産のバブルが終焉を迎えサブプライムローン(値上がり後売却を見込んだローン)のおかげで、収入を無視して購入可能だった人達がローンの支払いが出来なくなってきたのである。延滞率が異常に勢いを増している。そのせいで最近まで1000万ドルに対する与信費用が40万ドル以下だったものが110万ドルに跳ね上がってしまったようだ。このままでは日本の住専ではないがサブプライムに貸し出している金融機関が破綻する可能性が高くなってきた。

 さてアメリカもそうなのだが、中国のバブルも来年弾けそうだ。オリンピックまでは持ちそうだが、その後に不況がくると政権が持たないような民主化の動きが起きそうなのである。広東や上海の潤っている人達は不況を許してくれそうはないのだ。良く考えれば身から出たサビなのだが...日本企業も手を引き始めている。中にはトヨタみたいなのもいたりはするが...

 もうアメリカは終わりだと踏んだのか日銀はロスチャイルドの指示通り利上げを行った。続けてユーロへのシフトを強めるのだろう。それと金も...

結論:どちらもマクロでは健全に見えても、その実状はかなり深刻なのだ。そろそろ日本の出番かも知れない(少なくとも財務状況はアメリカや中国よりはまともだ)。

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