前副大統領のアル・ゴアが熱心に地球温暖化の問題を説いて回っている(映画を携えて)。しかし、そこで利用されている数字はIPCCの最悪の場合の数字ばかりを拾っていると言うのが今回の話だ。NHKのニュースで取り上げた数字もこれなのだが、最悪の場合と但し書きは付いているのだが文字通り最悪の予想だけしか報じていない。同じ報告を受けたBBCとNHKは全く違う報道を行っている。これは明らかにアル・ゴア来日に絡めて日本はよりセンセーショナルな数字を使ったと穿った見方をしても間違いにはならないだろう。
危機感を煽って自分たちの都合の良い社会を実現しようと言うのがOne・Worldを推進する連中のやり口だ。地球温暖化の原因は二酸化炭素だから、それが出ない原子力(原子力利権を持っているのは誰だ?)に変えようとか、より環境に優しいバイオ燃料(食料利権を持っているのは誰だ?)にしようとか、言葉どおりに信じてはいけないことが世の中には多い。あるあるじゃないが、もっともらしい理屈をも持ち出した時ほど怪しいのだ。
日本でこの話がもっともらしく言われているその理由は環境庁がそう言っているからなのだが、これは明らかに環境庁の利権(問題がないと予算が分捕れない)という、下世話な話に行き着く気がする。だから役人に余計な言質を与えてはいけないのだ。
結論:デマゴーグとは、必ず科学の仮面を被っているものだ。しかし、それは間違いなく似非科学である。大体そうかも知れないと思い込んでいる時に、それを裏付ける数字を出せばころっと騙されるのが人情。つまり欲しがっている(期待している)答えと言うのは意図されたものである可能性が高いのだ。
火曜日, 2月 06, 2007
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