よく誤解されることなのだが、アメリカが北朝鮮を攻撃しないのは石油利権がないからという理屈だ。これは半分正しくて半分は間違っている。何故ならば北朝鮮には石油がない訳ではなく石油が出ていないだけだからだ。どういうことかといえば韓国とは違って北朝鮮は多くの地下資源を持っている恵まれた国というのが本当の姿なのだ。現に日本が朝鮮を併合していた当時、重工業などの産業基盤は北朝鮮を中心に作られていた。数多くのレアメタルをはじめ、鉄鉱石や石炭が地下に眠り、石油も大量に埋蔵している。そう言う意味では韓国とは大違いの資産家なのだ。
では何故、国力にこんなに差が付いてしまったかといえば全ては政策の間違いに帰する。北朝鮮くらいの資源があったら、資本主義国家でやっていくべきだったのだ。それなのにソ連の傀儡であった金日成が、国内での権力闘争(国内派、ソ連派、中国派、パルチザン派に別れていた)を利用して、まず本来の朝鮮半島ないで抗日活動をおこなっていた国内派を粛正し、次に自分を担ぎ出したソ連派を、そして中国派というように順次敵対勢力を利用しながら、自分の出身であるパルチザン以外を権力周辺から消し去っていったのである。
こうして権力基盤は強固になっていったが、国内の経済政策を置き去りにしたためにいつしか日本と協力して経済発展していった韓国に後れを取ってしまった訳である。
結論:韓国は核兵器ばかりじゃなく北朝鮮の地下資源も手に入れたいと思っているのかもしれないが、どう考えても韓国は北朝鮮の敵ではない。北を黙らせることは韓国一行では不可能なのである。
月曜日, 11月 06, 2006
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