民主主義社会において議論を尽くさないというのは、まさに民主主義の放棄にほかならない。審議に出てこない野党はもちろんだが、多数を押えていることを楯にして強行採決をする自民党の全く同じ部類だ。もしこれがまかり通るのならば、既に衆参両院で過半数を自民が押えている現在、国会など必要ないことになってしまう。これでは、翼賛政治が行われていた戦中よりも酷い(翼賛体制の時代でも尾崎行雄や田川大吉郎は翼賛を国会の場において批判した)状態とさえいえる。
結論:死人は出てはいないが民主主義は死んでしまった。野党はこれで憲法を守っていると言うのだから開いた口が塞がらない。
金曜日, 11月 17, 2006
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