シリーズ化しようと虫のいいことを考えているが、果たしてそれだけのネタがあるのだろうか。シリーズ化第2回で歴史以外のものも取り上げて文字数を稼ごうとしている私である。
アメリカが北朝鮮を攻撃しない訳
定説:北朝鮮には石油がない(地下資源が乏しい)ので攻撃しない
事実:石油の埋蔵量はイランの半分。加えて中東にはないレアメタルを豊富に埋蔵。地下資源に恵まれる資源大国である
私の視点:周辺諸国(ロシアと中国)との関係から手を出せないのと、一度に複数の地域で戦争を行える国などないというのが本当の理由
黒船
定説:アメリカの脅しに対して幕府には対応する能力が無く結局これがきっかけで幕府が終わった
町人の視点:黒船の砲撃が脅しのための空砲とわかると面白がって浦賀に見物に行った。単純に見せ物として楽しんだ訳で、全く恐れてはいなかった(花火で音には慣れている)
幕府の視点:アメリカの脅しとは別に、同時期12代将軍が死ぬ間際であったことと13代将軍も病弱で、その対応に追われていた(アメリカに対する対応能力が落ちていたことは確か)。
事実:タカ派のフィルモア大統領の指示で開港を求めて来航したが、既に大統領が替わり武力行使を禁止されていたが、ペリーには届いていなかった
私の視点:厄介な時に厄介な奴がきたなとはとは考えただろうが、後の政府が言うように幕府に全く収拾能力がないため信用を失い倒幕に向かったというのは嘘である。アメリカが捕鯨のための寄港地を求めていることは既に知っていたので、武力による要求でなければ応じていた可能性が高い。何故なら鎖国などという政策は無かったからだ。
大政奉還と王政復古
定説:倒幕を恐れた幕府が大政を奉還し、討幕派のクーデターにより政権を奪取した
事実:慶喜が統治権を朝廷に返上。五摂家でない下級公家が天皇親政のクーデターを起こし、倒幕の偽勅を発行する
私の視点:行政能力のない朝廷に統治権を返しても問題ないと判断した幕府に対して、下級公家に過ぎない岩倉などを中心とした倒幕派(実体は朝廷内クーデター)が、親徳川である孝明天皇(毒殺による弑逆)や五摂家を排除し、何もわからない明治天皇(年少というだけでなく、どこの馬の骨かもわからないとまで言われている)と薩長を中心とした新政府を立ち上げた。幕府は反朝廷の組織ではなかったため、朝廷を乗っ取られた段階で再度実権を握ることは諦めたのである
結論:明治維新後の官僚組織は幕府が考えたように、旧幕臣が担った。新政府にとって都合が悪いので歴史では、幕府は蒙昧な組織であった(だから倒れた)となっているが、幕府は軍事組織(本来幕府はこれだ)としての能力は低くなっていた(300年近く戦争がなかった)が、行政組織としては腐っていた訳ではない(もちろん全く腐敗がない組織などあるわけがない)。もし行政能力に長けた旧幕臣がいなかったならば日本は中国などと同じように半植民地化していたであろう。
木曜日, 11月 02, 2006
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