世の中には定説(言わば真実と言われている。言われているだけだ)が、数多くありそれを信じることが正しいと思われている。しかし、これはある特定の史観をデフォルトとしているだけで本当の意味での真実などどこにもありはしないのだ。これからそう言ったどうして一方的にそうだと決めつけているのという(異論が出ないということを思考を停止していると言う)ものをあげつらって、判断の材料にしてもらえればと思う。
まずは昔の話から
イエス・キリスト
キリスト教徒の視点:神の子である救世主にして神自身である
イスラム教徒の視点:ユダヤ教の偉大な預言者の一人
ユダヤ教徒の視点:ユダヤ教の中の一分派(邪教)
日本人:数多くの神様の中の一人
事実:シリア出身(アラム語を使う)のユダヤ人に、多くの同調者を集めた人がいた
聖徳太子
教科書の視点:記紀の記述をもとに推古天皇の摂政(皇太子)だったとしている
隋の視点:隋書では当時の日本には女帝はいなかったためその摂政も存在しない
事実:現存する日本の資料の中に事実を伝えるものはないので存在そのものが不明
本能寺の変
教科書の視点:明智光秀の怨恨による信長に対する軍事クーデター
事実:織田信長が誰かにより襲われ自爆した、光秀が首謀者であったかどうかは不明
周辺事実1:正親町天皇に譲位を迫っていた(天皇を最高権威者とは見ていなかった)
周辺事実2:海外制覇を目指していた(鉄鋼船の建造)
周辺事実3:宗教勢力の武力を徹底的に排除した(信教に制限は無かった)
周辺事実4:天皇は生活そのものを自分で賄う財力を持っていなかった
イエズス会
キリスト教会の視点:キリスト教の布教を行う宣教師集団
宣教された側の視点:布教にかこつけたスパイ活動を行う集団
事実:改宗ユダヤ人を中心としたキリスト教の先兵(改宗ユダヤ人だから貿易を行えた)
鎖国
教科書の視点:鎖国政策を行って国を閉じてしまったために江戸時代は井の中の蛙だった
オランダ以外のヨーロッパの視点:幕府による鎖国が行われている(文化、貿易の禁止)
オランダの視点:年間数回の頻度ではあるが自由貿易と情報交換を行っていた
幕府の視点:切支丹勢力の排除(キリスト教国との貿易禁止、渡航禁止)の政策をとった(鎖国ではない)
事実:キリスト教文化は排除されていたがオランダを通して海外情勢や最新の学問を研究を行っていた
結論:教科書だけを真実だと考えていたら、覚えていたことがムダになる時がやって来るかもしれない。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿