金曜日, 11月 17, 2006

真実と事実 〜第八章〜

 よく民主党はリベラルだから良いという意見を聞く。確かに歴代の大統領なかで人気のある大統領は民主党の方が多いだろう。それに数多くの立派な業績を上げている大統領も民主党の方が多いような気がする。さて今回はその辺りを書いてみたい。

F.R.ルーズベルト
真実:ニューディール政策によってアメリカを大恐慌から救った偉大な大統領
事実1:改宗ユダヤ人の資産家の一族である(セオドア・ルーズベルトは叔父)。それが悪いとは言わないが、最近まで隠されていたことも事実だ。
事実2:公共事業(ニューディール)の失敗を戦争で取り返した
事実3:ルーベルト家は父の代から中国に利権を持っていた
事実4:アメリカも満州に進出したかった
事実5:日本を太平洋戦争に引き込んだ大統領(アメリカ戦死者30万人、日本人戦死者230万人:その多くは餓死・病死)

H.トルーマン
真実:第二次世界大戦を終わらせた大統領
事実1:共和党や軍の反対を押しきって、日本に原爆を投下した差別主義者
事実2:投下は2発だけであったが計画は18発だった
事実3:朝鮮戦争を始めた(アメリカ戦死者6万3千人)
私の視点:いじめられっ子ほど、いじめっ子になるという典型である。マッチョな奴ほど意気地無しなのだ。


J.F.ケネディ
真実:国内政策は鉄鋼業界によるカルテルとの対決、人種差別問題への介入、そしてマフィアとの対決。国際政治はキューバ危機後の軍縮への努力である
事実1:ケネディ家は禁酒法時代からマフィアとつき合ってきた
事実2:アメリカが唯一負けたベトナム戦争のきっかけを作ってしまった
事実3:オズワルドはFBIとCIAのエージェントだった(本当か?)
私の視点:誰が犯人かは永久に不明かも知れないが、CIA、FBI、マフィアと軍産複合体を相手に意地を通そうとしたのだから殺されたのも仕方がないか(アメリカはそう言う国である)

L.ジョンソン
真実:ベトナム紛争をベトナム戦争にしてしまった
事実1:ベトナムを泥沼化させた(アメリカ戦死者5万8千人)
私の視点:真実と事実が同じだという稀な例

結論:日本人はおめでたいので、リベラルを理想主義だと考えるようだが、リベラルの実体はただの空想主義に過ぎない。やっていることはオシャレな原理主義で、自分勝手(自由主義)な連中だということだ。戦後の日本は相当リベラルになったので、民主党の方(例えばヒラリー)が良いように思われている。でもそれは大きな勘違いなのだ。ブッシュ親子は別にして共和党の大統領は戦争を始めるのではなく終わらせる役目を負っているのである。民主党は平和と正義のために平気で戦争をするのである。

0 件のコメント: