木曜日, 11月 16, 2006

真実と事実 〜第七章〜

今回は新しい話題でお送りしたい。

イラク戦争(一方的なアメリカの侵略だと思うが)
真実:本の数年前までは、9.11テロの首謀者であるアルカイダに協力した(匿った)悪の枢軸であり、大量破壊兵器を持っているから攻撃された(今でも信じているようなら相当いかれている)
事実1:クルド人に使われた化学兵器の多くは米国製だった(誰が売ったの?)
事実2:イラクには大量破壊兵器はなかった(攻撃し返す恐れはなかった)
事実3:2000年11月から、イラクは原油の決済通貨をユーロに変更した
事実4:フセインがアルカイダを嫌いなこと(思想が全く違う)は世界の常識だった
事実5:戦争終了後、イラクは決済通貨をドルに戻した
事実6:イランが決済通貨をユーロに替えようとしたら、核兵器を開発していると言い始めた
事実7:イランが核を開発すると言ったことはないし、北の核実験を批判している
事実8:イラクはフセインを排除したアメリカを歓迎していない(憎んでいる)
事実9:無敵を誇ったイスラエル軍がヒズボラに負け、アメリカに和平を依頼した
私の視点:国際通貨であるドルの威信を失いかねない状態にもっていかれることを恐れたアメリカは、他の産油国がイラクに右にならえにとならないように、釘を刺すため根拠のない理由を(アルカイダを匿った→大量破壊兵器→中東の民主化)でっちあげて国連決議も無しに攻撃をしたが、アメリカの力の低下を見て取ったイランがヨーロッパに、サウジなどは中国に歩み寄っているのが現在の状況である。結局アメリカの威信は大きく低下してしまったのである。さらに、中東でくさびの役目を果たしていたイスラエルもテロ組織には通用せずアメリカ国内におけるイスラエルロビーの力が急速に落ちてしまい、イスラエルよりだったラムズフェルドも政権から追い出されてしまった。

結論:今回は化けの皮が剥がれつつある問題も提起したが、これで真実と言われるものがいかにいい加減であるかをご理解頂けたのではないだろうか。

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