火曜日, 1月 23, 2007

似非科学大辞典

 我ながらしつこいとは思うのだが、納豆がやせるというのは嘘っぱちだが、それ以外に話題になったものが本当なのかとチェックしてみれば、”あるある”だらけなのだ。だけど世間でなぜ捏造と指摘されないのだろうと考えてみればあら不思議、どれもこれも巨大企業の利権が絡んでいるのである。

マイナスイオン:プラスだろうがマイナスだろうがイオンが身体に良いなんて嘘っぱち。電気分解を行っていればオゾンという強力な活性酸素も発生するため身体に悪いはず。もしかしたらオゾンホールの破壊イコール皮膚癌の発想からオゾンは良い物だと思い込んでいないか
叩かれない訳:大手家電メーカーを敵にまわす馬鹿はいない

きな粉:消化が悪いので食い過ぎれば下痢をして体重は減るかも。きな粉は主食じゃない。
叩かれない訳:確かに多少はやせるから(ウンコの量が違う)

カテキン:お茶を飲んだくらいではガンを防げるものではない
叩かれない訳:ダイエットとは言っていないので一般人に影響はない

コラーゲン:ナットウキナーゼと同じく分子量が大きく皮膚から浸透することはない。飲めばアミノ酸になってしまう。ナノテクを使ってなどともっともらしいことを付け加えているのもあるが、例えナノテクでも分子よりも小さくなることはなく、そうなったのならばそれは全く別の物質である
叩かれない訳:化粧品、製薬会社に睨まれたくないから

ミネラルウォーター:ミネラルが多く含有されている。中には身体に悪いヒ素なども含まれているものもある。ミネラルは欠乏も困るが過剰も問題になる。水道水の湯冷ましのほうがよっぽど身体に良い
叩かれない訳:飲料会社は巨大企業が多いから。Evian(カルピス伊藤忠、ダノン)、 volvic(ダノン)、perrier(サントリー、ネスレ)、Vittel(サントリー、ダノン)クリスタルガイザー(大塚)、サンペレグリノ(サントリー)、コントレノックス(サントリー、ネスレ)。ちなみにダノンやネスレは世界の3大食料品会社でもちろんロスチャイルド系

リノール酸:過剰摂取はアトピーや各種アレルギーのもとになる。大腸がんを誘発する恐れさえある。不飽和脂肪酸はすぐに酸化するので危険である。それどころか高コレステロール血症や動脈硬化の原因になるのである。似非科学番組ではリノール酸がコレステロールを下げるなどというがそれはあくまでも一時的効果(約1週間)でしかない(すぐにリノール酸がコレステロールに変わるのである)。不飽和脂肪酸とは不安定(酸化しやすい)な脂肪酸のことである。最近バターのほうがマーガリンよりも身体に良いと発表されたのは奇跡である(日本からじゃないけどね)
叩かれない訳:大手食料品会社(要するにスポンサー)が作っているため批判できない。

にがり:塩化マグネシウムは下痢を誘発する。腹が下って体重減にはなるかも。昔から多量に摂取しない(毎日食わないもの)は、薬として使う(取り過ぎれば毒ということ)物なのである
叩かれない訳:もともと下剤なのでウンコは出る。便秘ならその分は体重が減るはず。下痢をして太ったという話はまず聞かない。

ベータ・カロテン:脂溶性ビタミンの大量摂取が身体に良いはずはない。試験管の中の抗酸化効果と生体の効果は全く別物。肺ガンになりたくなければ取り過ぎないことだ。油で炒めた方が効果的というのも真っ赤な嘘。高温で加熱すると酸化・分解してかえって良くない。妊娠期に服用すると催奇形性が高いため危険
叩かれない訳:大手の製薬会社などがサプリメントとして販売しているため

結論:どんなものでも欠乏すれば身体に悪いし、取り過ぎても悪いに決まっている。商品に付随している健康神話などまともに取り合っていたのでは、ネタのないメーカーを喜ばせるだけである。納豆で騙されたと文句を言っている馬鹿がいるが、少なくとも納豆は上に上げたもののように身体に大きな害がないだけ良心的だと思わないのだろうか。地場産業で大手がいないから叩かれただけだぞ。納豆作っているのが”ダノン”だったら絶対うやむやにしたはずだ。

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