金曜日, 1月 26, 2007

ゴールドマン・サックスの仕事

 史上最高のボーナスを得るためには良い(割の良いと言う意味で正義と言う意味はない)仕事をしなればいけない。ゴールドマン・サックスを見ているとそうとしか思えないのである。ゴールドマン・サックスを投資銀行などと呼ぶ人がいるが、まあヘッジファンドも投資事業だわな。

ゴールドマン・サックスの良い仕事
三洋電機:今電池会社にしようと頑張っている。三洋のM&Aも手がけているため潰れても一切損はしない
不二家:どこからか株を借りてきたと思ったら、あの騒ぎ。インサイダー様々だ。不二家が資産処分(銀座の中央通りに良い物件を持っている)で乗り切ろうとした時にその口利きもするはずである。占いとでも言おうものなら今以上に酷いネタが新聞を賑わせるはずである
ブッシュ政権:ヘンリー・ポールソンを財務長官として送り込む
郵政民営化:小泉純一郎、竹中平蔵を使って実現
トレーディング:ゴールドマン・サックスでは空売りのことをこう言う
利益相反:アドヴァイザー、トレーダー、アセット・マネジメント、投資銀行家の4役をこなす。金を借りに来た企業にアドバイス(情報を集めるとも言う)をしながら、金を貸し、良くない情報が得られればこっそり空売りをし、にっちもさっちもいかなくなったらその不動産を売る手伝い(一般には足元を見て買いたたくと言うことだ)をするわけである。全ての利益を手に入れるので相反にはならない(グラス・スティーガル法も廃止されたし)
顧客:金を借りに来る人ではなく、金を預けに来る人達である。そう言う意味では非常に顧客を大事にする。現に顧客のほとんどは大金持ちになった(もとからか)

結論:ゴールドマン・サックスとはインサイダー情報を手に入れるためにコンサルティングも行っているヘッジファンドなのである。そう言えば竹中平蔵はパソナの特別顧問になったようだが、それよりもダヴォス会議に常に参加できる資格を手に入れた方が大きいだろう。もう日本がどうなろうと食うに困ることはないのだ。めでたしめでたし(日本人はおめでたいと言う意味)。

0 件のコメント: