火曜日, 2月 26, 2008

専門家とは

 世間は専門家を文句なしに偉いと考える紋切り型の分類に対して肯定的だ。恐らく専門家だから間違った事は言わないだろうと考えているのだろうが、それは大きな勘違いである。確かに世の中には稀に素晴らしい研究をされている専門家の方もいたりするのだが、広い知識を持ち合わせず思考も膠着しているのが多くの専門家なのである。

 自分の研究に拘りを持つ事は大切だが、これは自分の考えに固執する事ではない。しかし、大方の専門家と言われる人は専門家になればなるほど回りが見えなくなり自分こそ正しいと思い込んでしまうのである。

 これは社会科学だけでなく自然科学もそうなのだが、特に酷いのは社会科学系の専門家だ。一度マルクスに被れてしまえば全ての事象をその色眼鏡で眺め、持論に都合の良い部分だけを取り上げて話を丸め込もうとする。昨日の某東大の教授じゃないが、余りに無理に話をこじつけようとする為に意味不明になってしまうのだ。

 テレビでは何も知らないコメンテータに取りあえず意見を聞くという無駄な事を良くしているが、同様に専門家と言われる人(それも単数)に意見を聞いたりする。これはコメンテーターに意見を聞くのと同様に無駄な事である。

結論:専門家バカと言う言葉があるが、大体人間として大バカなのである。

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