金曜日, 2月 08, 2008

『国家の品格』に品格はない

 『国家の品格』と言う本に品格など微塵も感じた事がない(と言うよりも、最初に論拠がおかしいと考えたのだが)ので買った事はないのだが、予想通り藤原さんには品格はないそうである。というのは、『脳トレ』で有名な川島隆太先生は、脳トレで入った印税を全て大学の報酬にしたそうである。何が言いたいかと言えば別に個人の報酬にしてはいけないと言うことではなく、今の社会はお金に賎しい品格のない人間ばかりだから、江戸時代の武士のように品格を持たなければいけないというような立派な事(くどいが藤原さんの論旨がおかしいのだが)を書いている人が金に汚いのは如何なものかと言う話なのである。

結論:理由も解らず良く売れている新書があったりする(バカの壁などもそうだ)。即製で作られる新書は講演会の文字起こしだったりしてかなりいい加減なものが多い。どういう訳(読者がバカなのだろうが)か、そう言ういい加減な物の方が良く売れたりする。要は、本を読まないので本の良し悪しを判断する能力が落ちているのである。

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