月曜日, 2月 04, 2008

マネー・ゲーム 〜その5〜

 その3で、戦争が如何に国際金融資本に利用されてきたかを触れてみたが、今回は国家がどう言う成り立ちで国際金融資本に操られてきたかを書いて見たい。スペイン、ポルトガルによって開始されたキリスト教徒による世界制覇。それがオランダ、英国と進むに従いより巧妙に巨大になっていった。ヨーロッパの王国同士が争う事により資金需要が発生し、それを賄う事によってロスチャイルド財閥が形成されて行った。明治維新などは、その最中に発生した王政復古だったのだが、幕府から朝廷への財産の移動を牛耳っていたのが国際金融資本だったのだ。

マネー・ゲームとしての国家
ジンバブエ・ローデシア:元はローデシア(ローズの家)と言う国名だった。ロスチャイルドの資金で全世界の9割を独占するダイヤモンド王(デ・ビアスを設立)になったセシル・ローズががイギリス南アフリカ会社(大英帝国に代わって制服地を統治する民間会社)を設立して支配し、国名をローデシアとした個人所有(勿論、本当の所有者はロスチャイルド)の国である。ダイヤモンド以外に金(金の支配者はロスチャイルドと決っている)に目がくらみトランスヴァール共和国(現南アフリカ)に手を出そうとしたためボーア人(オランダ移民)の反乱でイギリスの支援を受けられずに権益を失う事になる(当然ロスチャイルドに権益は移譲)。アフリカからヨーロッパに帰国したが、ボーア戦争によって南アフリカがイギリスの統治国となった後、再びケープタウン(南アフリカ)に戻る。蛇足:ローズ奨学生で有名なオックスフォード大学のローズ奨学金はセシル・ローズの遺産が元になっているが、死後に開始されたものなので誰が始めたかはご想像の通りである。
南アフリカ:デ・ビアス、オッペンハイマー率いるアングロ・アメリカを通じて、南アフリカの金、ダイヤモンド、ウランをロスチャイルドが支配。基本的に人種差別主義者であるロスチャイルドは、ローデシア、南アフリカを見れば分かるようにアパルトヘイトなどの人種隔離(シオニズムもイスラエルに貧しいユダヤ人を隔離する政策)を行って国を支配したのである。大統領の肌の色が何色のなろうが、実態経済を支配しているロスチャイルドグループの国である事に変わりはないのだ。
イスラエル:シオニズム運動に資金を提供したのがロスチャイルドであることは有名だが、南アフリカで触れたようにそれは、人道主義でもなんでもなく。ヨーロッパに広がるユダヤ人(貧しいという条件が付くアシュケナジ系のドイツユダヤ人)を中東の地に隔離するために作られた国である。だからこそ、バルフォア宣言に協力しておきながら同時にパレスチナの独立を認めると言うダブルスタンダードを平気で行った訳である。勿論、ユダヤ人と言われているロスチャイルドはアシュケナジではなくスファラディのため、ナチス(そもそもヘブライ語)に資金を提供しアシュケナジを隔離させたのも、更にナチス幹部にユダヤ人(スファラディ)がいた事もなんの矛盾も無いのである。蛇足:アシュケナジ隔離に協力したヒトラーはイスラエル建国の父なのである。
アメリカ:戦争編で触れなかったのだが、アメリカ独立戦争はフランス、スペインの軍事的支援を受けたアメリカ軍の優勢で進み、ロシア帝国エカチェリーナ2世皇帝の呼びかけによってヨーロッパ諸国は武装中立同盟を結んだことにより一時的に英国はアメリカの利権を失う。これが後年のロシア革命へと進んで行く切掛けだったのである。ロックフェラー、モルガンなどを送り込む事によってアメリカと言う国を支配。その内、詳細を書きます。

結論:東インド会社や南アフリカ会社といった株式会社という看板を掲げた英国帝国主義の先兵が、資源の独占を目的として政情不安を引き起こし、数々の国を支配していった。それが現在の発展途上国の本当の姿なのである。

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