こんなことを書くと失礼かも知れないが東芝と言う会社は常に負け組なのである。ビデオ戦争と言えば、松下 vs SONYと言う図式を皆考えるだろうが、ベータ側には脇役として東芝がいたのである。というわけで東芝の負けが如何に込んでいるかを取り上げてみたい。
歴代の敗戦記録
OS:知らない人も多いだろうがNEC独自のACOSという汎用機のOSは東芝の汎用機(東芝も作っていたのだ)でも使われていた。ACOSは今でも使われているが東芝は汎用機はとっくの昔に撤退した。
コンピュータ言語:パーソナルコンピュータ黎明期。basicを越える高級言語としてPascalが、開発された。東芝ではPascalを積極的に進めようとしたようだが、basic以後の言語はCが主流に。東芝に愛されたPascalを開発言語としていたAppleが一時期衰退したのは東芝の呪いだったのだろうか。
ビデオ規格:ベータ陣営にはSONYだけではなく東芝や三洋、NECが参加。2002年に完全終了。
ビデオディスク規格:LDにコテンパンにされたVHDはビクターの規格だったが、東芝もしっかり参加。早期に敗北。
デジタルビデオディスク規格:天下の松下が主導したSD(メモリじゃないぞ)規格だったが東芝が参加した事にとって形勢不利に、。結局、松下は小型ビデオディスク規格をDVDと見切り、SDはPCの記録媒体規格となって収束。
次世代DVD規格:東芝の独り相撲。既に合い乗りする企業さえないくらいに東芝の負け組神話が定着。
メモリカード:スマートメディア規格を東芝が作るが鳴かず飛ばず。結局、松下SDの軍門に降る。
結論:松下は製造技術力でどんな規格でも商売に出来る(結局何時も勝者)が、東芝はしくじってしまう。業界にとって東芝は疫病神なのである。
水曜日, 2月 20, 2008
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