月曜日, 5月 01, 2006

東京裁判が公正な裁判ならばA級戦犯は誕生しなかった

 靖国の話が出る時に必ずA級戦犯が問題となる。実は良く考えて見れば大本の原因は戦争犯罪いで死刑になった事にあるのである。東京裁判で死刑になっていなければA級戦犯とされた人達が靖国に祀られる事は決して無かったのだ。もともと戦争犯罪とはBC級(これだって冤罪が多かったが)と呼ばれる物が該当しA級と言うのは、東京裁判の時に作られた事後法である。法律の観点から判断して事後法で裁かれる事はありえないのが常識だ。

 A級戦犯で死刑判決が下された7人は、そのまま処刑されたが処刑されなかった人達は処刑の翌日に全員釈放されている(他の人達が無罪になったわけではない)。見せしめが終わればそれで良かったと思われても仕方のない処置だった事は、これからも明らかだ。つまり普通に考えて死刑になるような事(東京裁判の罪状で)はありえなかったのである。しかしこれは、全く罪が無かったと言う事ではもちろんない。

 軍法で罪を問わなければいけないものはあったかもしれない(通常の刑法は適用出来ない)が、それと東京裁判は違う次元の話だ。日本がやられるのならば、無差別空襲や原爆を投下したアメリカも裁かれなければおかしいし、そうなると日本以上に死刑が多かったはずだ。

結論:以上の点から東京裁判は裁判でない事を前提に考えなければいけない。裁判でないものの判決で人を断罪する事は出来ない。そして当時日本であった朝鮮で戦争を理由に朝鮮人の虐殺が行われた事実はない。なのに何故韓国は騒ぐのか、結局朝鮮人を差別した日本人の大元としてA級戦犯に責任をとってもらいたいだけなのだ。ようするに未だに差別されていると思い込んでいるだけなのである。少なくとも中国と同じ論点で語るのは間違いなのだ。

0 件のコメント: