”薄型テレビが好調”(儲かっているわけではなく数がはけたと言う事)、”営業利益67%増”、”エレクトロニクス部門4年振り黒字へ”と新聞の見出しでは、まるで復活途上のような雰囲気を漂わせているが、為替で567億円、厚生年金基金の代行返上益で645億円、合わせて1212億円の”特別利益”を含んでさらに309億円の部門赤字だということはこの見出しからは見えてこない。
Walkman事業部(CONNECT)の撤退、3研究所の閉鎖、リストラと後ろ向きの改革(しないよりは良いか?)で、一息付けるようにはなるわけもなく。11月に発売されるPS3の化け具合に頼ると言う不確定要素に期待する向きはそんなに多くはないはずだ。本当はフルHDビデオや薄型テレビで儲けなければ行けないのに、売るだけマイナスになるゲーム機でどうやって利益を出すつもりだろう。いつまでも金融以外で儲けられないのならば、エレクトロニクスをやめようと言う話になりかねないのである。
結論:製造業にありながら金融でしか利益が出せなくなってしまったSONYは、典型的なアメリカ型企業(褒めてるわけではない)である。それじゃ将来は無いのだ。
火曜日, 5月 16, 2006
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