水曜日, 5月 03, 2006

霞が関駅でこっそり行われている監視カメラの実験

 初めて知ったのだが東京メトロ霞ケ関駅で監視カメラの実験がひそかに(公開実験としているがやっている事を広く知らせていないので公開ではないだろうが)行われているらしい(実験だからひそかでも良いと言うのだろうか?)。何の実験しているかと言うと顔認証の実験だ。

 つまり霞が関駅を乗り降りする乗客の顔を認識して上手く行けば、犯罪者などを監視カメラで取っ捉まえようと言う代物である。ロンドンの地下鉄テロなどで監視カメラが威力を発揮した(関係ない人間を殺している)からかどうかは知らないが、それ以上のものを導入するための実験である事は間違いない。

 私は別に前科があるわけではないので(今のところだ)、警察庁のデータベースに顔が登録されているとは思えないが、プライバシーの侵害(堅気の人)に関わると言う事で、取材そのものを拒否したらしい。プライバシーの侵害になるかも知れない実験を取材する事が、プライバシーの侵害になるのならば、プライバシーの侵害とは何なのかと疑問に思うのは私だけではないだろう。

結論:いつの間にか当たり前になってしまったNシステム(幹線道路を走る車のナンバーをチェックするシステム)と同じように、犯罪操作に威力を発揮することだろう。でも、こっそり公開実験と言うのは頂けないぞ。ちなみにやっているのは財団法人運輸政策研究機構より実験の委託を受けたNTTコミュニケーションズだ。余談だが”電子政府”のシステムを受注したのは、アクセンチュアだが、ここが開発した顔認証システムを日本は10万円で落札したらしい。今回の実験は恐らくそれを使ったものだと考えられる。

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