水曜日, 5月 03, 2006

アクセンチュアは天使か?悪魔か?

 アクセンチュア(バミューダが本社と言うだけで相当怪しい)とは、エンロンスキャンダルで倒産した(偽造倒産)アーサー・アンダーセンから倒産直前に分離したコンサルティング会社で有名だが、最近とみに日本政府との関係を深くしてきている(深いなんてもんじゃなくて乗っ取られたと言うべきかも知れない)。それまで日本の基幹システムは良きにつけ悪しきにつけNECや富士通と言った政府と癒着した企業の独壇場であったが、どうもアメリカに魂を受け渡した小泉政権になって状況が変わっていたようである。

 これこそ本当の構造改革(自分たちに都合の良いようにすること)の賜物だ。少しばかり例を挙げて見よう。

1.出入国管理局システムのリプレース調査を請け負って総額1億5千万余のコンサルテーション報酬を受け取った。
2.その結果。自社を推薦し指紋情報・顔写真データなどの生体情報の「認証装置及び自動化ゲート」のソフトウェア開発と実験の業務を,わずか10万円で落札。最終的に全システムが稼働するまでには1兆円単位の規模になる模様。
3.住基ネット(国民総背番号システム)の運営とも深くまた直接に関連すると思われる「 次期登記情報システム開発に係るプロジェクト統合管理支援業務(法務省民事局)」 を受託。
4.「検察総合情報管理システムのシステムテスト,導入等作業(法務省刑事局)」を受注。

結論:これだけのシステムだったら、多くの会社が何十年も何の心配も無くやっていけるだけのお金が入ってくるだろう。それをあのエンロンと結託していた会社に任せると言う太っ腹加減には、さすがに言葉も出てこない。

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