月曜日, 9月 07, 2009

XPモードを捨てられなかったMicrosoftの敗北

 いくらVistaに比べて処理速度が上がり、資源も喰わなくなったと言い張ろうが主力で使われているXPを不要のものと出来ず普及のためにXPモードを用意せざるを得なくなったMicrosoftは、明らかにAppleに敗北した(シェアではなくOSのグランドデザイン)。OSXに切り替える段階で、ClassicやRosettaという過去の資産を引き継ぐための仮想化技術を使ってきたAppleは、Snow LeopardのではデフォルトではRosettaもインストールしないという暴挙(必要ならインストールは何時でも出来るが)に出てきた。Appleのサインは過去との決別だ。それに対してMicrosoftはXPを捨てたら乗換えさえして貰えないという大きな問題が立ちはだかっているために過去を捨てられなかった。

結論:互換性を確保するために過去を捨てる事が出来なかったと言うかも知れないが、それならば何故過去のシステムの良さを自ら破壊したのだ。首を絞めておいて、蘇生しようなんて余りにも無計画なのである。

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