金曜日, 5月 09, 2008

iPodやiPhoneはPDA?

 Appleの次に来るデバイスはNewtonのようなものじゃないかという意見が未だにあったりする。そう言う人はiPod touchでも手にしてもらえば良いのだが既に機能としてNewtonは越えている。interfaceの部分でNewtonの手書き入力やジェスチャーの方が優れているという考えもあるかも知れないが、Newton OSは厭くまでもNewton用の特殊なOS、システムのベースの部分でMacとの垣根の無くなったiPhoneやiPodはいつでも立派なハンドヘルド・コンピュータに進化する事ができるのだ。iPhoneやiPod touchがWi-Fiを標準にしたことは、携帯電話やミュージック・プレイヤーで終らせる気などApple(Jobs)には、微塵もないということなのである。

 Appleの戦略を想像すれば、iPhoneの位置付けは、携帯電話機能を持っているがスマートフォンでも携帯電話でもないデバイス。既存の商品ジャンルで一番近い物がスマートフォンしか存在しない為に便宜上これが本当のスマートフォンだと発表しただけで、実際の位置付けはMobileコンピュータである。

 何を目指しているかを察知されないように少しずつ機能強化を図っている(iPhone 2.0では、iChatやExchangeサーバ等との連携)ので分かり辛いかも知れないが、最終的にiPhoneやiPodは手の平サイズのMac(名前はMacではないが)になる筈である。近い将来、RemoteDesktopを使って(使わないかも知れないが)ネット越しにMacを操作し、どんな重い作業であってもあたかもiPhoneの中で行われているような仮想システムを構築するのだ。

結論:Leopardの画面共有機能はMacだけの物ではない。音声通話に携帯網を必要としなくなった時、iPhoneの真価が理解されるのである。

0 件のコメント: