木曜日, 5月 15, 2008

田舎が寂れたのは道路が無いからではない

 昨日も書いたが道路建設を総論では反対するが各論では賛成するに決まっているのが日本国民(他所の国も多かれそうかも知れないがドイツなどはきっと違うだろう)。はっきり言うが、田舎が田舎のままなのは高速道路が無いからではない。高速道路が出来ようと、そこに何の産業もなければ、ただ通過する車が増え環境が悪化するだけに過ぎない。またもともと人口の絶対数が少ない地方都市であれば、高速道路沿いにショッピングセンターが出来ればそこに客足を取られ、今迄商業の中心であった駅前が寂れる事になるだけである。だとすれば潤うのは必要も無い所に道路を建設出来る土建屋と大手のデベロッパーだけなのである。

結論:高速道路が出来れば便利になるが、便利になる事と町が活性化する事は全然関係がない。魅力の無いところに道路が出来ても誰も寄ってはくれないのだ。元々人口の減っている所に高速が出来たら出て行く人が増えるだけなのだ。

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