日本ではドル安と言う事で騒いでいるが(どっかの大会社が酷い目にあっているので、皆そうだと思い込んでいる)、日本以外の国ではドルは大暴騰寸前のようなのだ。つまり日本はアメリカしか眼中に無いからドル安だと思っているだけで、”ドル安”ではなく”超円高”なのである。他の国の通貨に対しては基本的にドル高なのだから、ドル安と言うのは明らかに認識間違いと言うしかないだろう。これからは金しかないと騒いでいる人がいるうようだが、金以外にも値上がりしているものはあると言う事なのだ。だからと言ってドルがこのまま値上がりし続けるなどと言いたい訳ではない。少なくとも現状はドル安ではなく円高だと言いたいのだ。
第二の打ち出の小槌と期待されている中国も水不足で50年に一度の凶作になると予想され、同時に外資頼みだった経済成長も、大規模な資金逃亡が始りある筈の外貨(日本と違い実態は海外からの投資資金)も既に2,400億ドル流出してしまったとさえ言われている(勿論中国の金の亡者が海外に移したのかも知れないが)。要は中国元もアウトと言う事だ。
私のblogの読者ならばお気付きのように現在の世界経済はドル安ではないからドルに対する為替介入をしてはいけないと言う結論になる。もしも、そんなことをしたらドルに対して下落しているユーロやルーブル、ポンドなどのヨーロッパ通貨や強いと思われていた中国元が崩壊してしまうからだ。日本が出来るのはドルに対する為替介入ではなく邦貨のレートを引き下げる紙幣の増刷なのである。それをしなかったら円高のままリセッションという結末が待っているだけなのだ。
結論:そんなことをして、何処の誰が幸せになると考えているのだろう。日銀は何を企んでいるんだ。何で円だけ上がっているかって?逆円キャリーでアメリカで借りた資金を日本で運用しているから。間違いなく外資は、日本で仕込みを始めている。対抗するには、それ以上に円を国内に垂れ流すしか無いのである。
火曜日, 2月 10, 2009
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