水曜日, 6月 09, 2010

ビデオ編集が当たり前になる時

 8ミリカメラが消え(歳がばれる)、フルサイズのVHSだったビデオが、8ミリからデジタル、テープからメモリに移り変わる中、置き去りにされてきたのは動画の編集だった。勿論色々なソフトウェアは開発されてきた(AdobeのPremiere付きのビデをキャプチャを何十万も出して購入したこともある。勿論仕事でだが)が、どれもが素人が手軽に作業出来るようなものではなくPC(当然Macに決まっている)を動かせる事が唯一のアイデンティティになっている(私の)人間がするものだというのが定説だった。
 
 MacにiMovieが登場したことによって大分ビデオ編集の垣根は低くなってきたが、それでもそれなりのデジタルビデオカメラを持っていなければ話にならなかったし、カメラだけでは編集作業などは行えなかったわけで、出先でそんな大それた事をしたいオタクはMacBook Proなどを持ち歩くと言う訳の分からないことをしなければいけなかった。
 
 iPhone 3GSでもっと簡単にビデオを取る世界が始まり(国産のケータイは昔からそうだった?)撮ったビデオをその場でYouTubeに上げられる(Wi-Fiなら?)世界が始まったが(実際にiPhone登場以降に爆発的にアップされるビデオが増えた)、それは作品と言うよりは一発芸の世界だったのではないだろうか(作品と呼べるものは当然PC上で手を加えられていた)。iMovieの登場でそれが手の平の中で可能になろうとしている。

結論:4.99ドル(恐らく日本では600円)のソフトが世界を変えようとしている。Macなしでそれが出来るようにしてしまう事がAppleの強さなのだ。SONYなら絶対に出来ないだろうな。

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