Appleと言えば自前の技術に拘る排他的な純血主義の企業の筆頭のようにイメージされている(ブランドイメージはまさにそうだ)が、再建以降(Jobs復帰後)のAppleはM&Aによってなりたっている混血企業の代表。混血なのに純血に見えるブランドイメージのプロデュース力が他社との差別化のキモであって、Appleオリジナルの技術ではないのである。
AppleがM&A企業である証拠
その1:Appleの命となっているOS(OSX、iOS)は買収したNeXTの遺産
その2:大成功しているApple Storeは、買収したPowerComputerのオンラインショップ
その3:iTunesは、サウンドステップから権利を買い取ったSoundJam MPがオリジナル
その4:iPadやiPhoneの頭脳であるA4チップは、買収したP.A. Semiの設計
その5:明日から開始されるiAdは、買収したQuattro Wirelessの高校プラットフォーム
その6:まだ明らかにされていないがiTuesのクラウド・サービスは、買収したLalaの技術
結論:今のAppleの利益を生み出しているのは外様の叡知を元にエコシステムを作り出した垂直統合にあるのだ。
水曜日, 6月 30, 2010
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