流石に新自由主義を標榜するバカは減ってきたようだが、それでも未だに「保護主義はいけない」と言う戯けがいたりする。世界大恐慌の後、保護主義に走った為に戦争になったと言うのが自由主義者の言い分だが、そもそも自由放任主義下で貿易自由化と金融自由化(経済収支の不均衡)をコントロールしなかったことが大恐慌という経済破綻を引き起こした原因であって、その後に保護主義に変わったのは、それ以外に景気を回復する方法が無かったからに過ぎない。
要は原因と結果を都合の良いように入れ替えて主張しているだけで、新自由主義とは大恐慌の時代と変わらず資本主義を破壊する悪魔の思想なのである。人間とは歯止めを無くせばどこまでも落ちて行く、そして自ら蒔いた種はコントロールを失ってしまう。それが判っているからこそ規制を掛けて暴走を抑える必要があるのだ。
結論:資本主義を間違いなく破壊する自由主義は、実は資本主義の皮をまとった極左思想なのである。保護主義が行き過ぎるのは自由主義が行き過ぎた所為、穏健な資本主義(社会民主主義)を目指せば少なくとも戦争は起こらないのである。
月曜日, 11月 17, 2008
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2 件のコメント:
はじめまして、最近こちらのブログを知りました。
内容はとても興味深く、楽しく拝読しておりますが気になることがひとつ。。
「○○(せ)ざる『お』えない」
という表現は、何か理由があって故意にされているのでしょうか?
せっかくの知的な話が、この一フレーズにより品格を落としているように思われてなりません。
コメントを頂きありがとうございます。ご指摘を受けるまで”せざるを得ない”を誤用のまま使っている事に気付きませんでした。本当に恥ずかしい話です。
表題ではありませんが、バカは同じ事を繰り返すですね。
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