月曜日, 11月 24, 2008

日本製品が優れているわけ

 日本の消費者は世界でも一番商品に対する要求のレベルが高い。例え完成されたプロダクツであっても10年前にデザイニングされた商品ならば見向きもされない。価格による製品の差別化も日本では不可能である。新製品が発表されても価格を維持できるのは僅かな期間(せいぜい良くって数ヶ月)。半年も経ったら二束三文にでもしない限り需要を掘り起こすことなど出来なくなってしまうのだ。

 それじゃ、メーカーはやってられないじゃないかと言われるが、実はそれに対応してこれたからこそ、日本のメーカーは世界でも一番強力な製造能力を手に入れることが出来たのだ。輸出で強かった企業は国内向けよりも気を抜いた商品で十分に利益を確保できたのは、いやがうえにも厳しい国内の消費者の欲求に答えてきらからなのである。もちろんそんな事を続けていればケータイのように独自の世界を作ってしまい世界に出ていけないような商品になってしまう恐れもあるのだが...

結論:日本の強みは止めどもない注文に答えられる製造技術の蓄積である。反面細部にこだわり過ぎ、ブレイクスルーの発想が出てき難いと言う弱点を持っている。日本を強くしたかったら物を作らせるに限るのである。それは、農産物も例外ではない。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

小手先ではいけませんね。
職人は強いですね。