未だに成果主義や効率主義が素晴らしいなんて考えているバカはいない筈だと思っていたのだが、まだそう言うバカが世の中に蔓延っているようなので書かないわけにはいかない。
成果主義や効率主義は、非合理的な考えだと言うのが私の予てからの持論だが、成果主義も効率主義も最大の利益を上げようとすれば、タイム・スパンが長くなればなるほど不確定要素が多くなり、短期間で利益を出すと言う手段は少なくなる(実は、だから良いのだが)。成果主義や効率主義を良しとする輩は、基本的に宵越しの金のことしか頭にない、目先の利益に囚われている守銭奴だ。そんな人間が長期的に見て最適なビジネス・プランなど考え出す筈はない。結果的に四半期の利益さえ出せれば、どんな危ない橋だって渡ろうとするわけだ。それが、サブプライムのようなイカサマ博奕を考え出したバックボーンなのである。
イカサマと言うのはバレる前に逃げ切れれば良い世界。まさに成果主義や効率主義を目指す人間と心情的には全く同じなのだ。だから、どうやって儲けるかではなく、いくら儲けるかだけが重要になってしまうのである。世の中が幸せになるかどうかは、関係ないのだから本来とるべきではない手段も平気で講じる。下請け苛め、リストラと最後に講じるべき手段を真っ先に使うことさえいとわないのだ。
結論:成果主義と効率主義を賛美する連中は、自分だけ良ければそれで良いという人非人。成果を山分けに出来ない世の中は人を不幸にするだけである。
月曜日, 11月 10, 2008
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