iPhoneから携帯電話機能を省いたものがiPod touchがというのは半分は当っているが、半分は間違っている。両者は互いに食いあう商品では無く補完する関係にあると見る方が正しいだろう。今回のiPodはあくまでもコンテンツを楽しむツールであり、コミュニケーションのツールでは無いが、将来にわたってそうだと言う訳では勿論ない。今迄のiPodは、iTunesが無ければ何も出来ないプレイヤーであったが、touchはWi-Fiの機能を持ち単体で音楽を購入でき、ネットワークに対して自らアクセスする手段も手に入れた。そして将来のiPodは互いにコミュニケーションが出来る端末へと進化して行くだろう。
そのための布石として、テレビ放送がデジタル化されるために競売される700MHzの周波数帯の入札に参加する事を検討している。それを持つ事で単体で利益になるとは考えられないが、Apple製品独自のネットワーク網を構築して既存のネットワーク会社を利用しないiPodによるVoIP(無線を利用した携帯電話サービス。当然映像も付けられる)や、コンテンツのダウロードサービスが自社の資産だけで可能になるのだ。
結論:iPodがこの先ずっと単なるコンテンツ・ビューワーである筈は無いのである。
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