火曜日, 9月 25, 2007

僕たちの失敗

 ”僕たちの失敗”と言っても私の大好きな暗い唄(森田童子)の話では無い。どうして日本が戦争に負けたのかと言う話だ。明治維新後、西欧列強の帝国主義から自らを守ろうと軍備を拡張していった日本は何処で失敗をしてしまったのかについて書いてみたい。

僕たちの失敗
その1:日本の軍隊は結局戦争に負けるまで薩長のつばぜり合いを行っていた。海軍は薩摩が母体で、陸軍は長州が母体だったため最後まで一つになって戦うと言う戦略が無かった。
その2:知略も戦略も全くないただのバカ(乃木希典)が日露戦争で英雄にしてしまった。あんなバカを軍法会議に掛けなかったシステム(要は山縣の圧力)と新聞が本当の姿を国民に見せなかったために日本の実態が間違ったものになってしまった。兵士を大量に無駄死にさせておきながら評価されるのだから大東亜戦争で戦死者(餓死者)がどれだけでたって責任なんか取る必要が無くなってしまったのである。
その3:無敵の連合艦隊を率いた東郷平八郎を元帥にしてしまった。元帥には定年が無いため死ぬまで海軍に口出しし、時代遅れの戦略を日本海軍にとらせる原因となってしまった。どんなに優秀な人間だって耄碌すればただのジジイ。辞めさせる事が出来ないのならば自ら身を引く潔さが無ければいけなかったのだ。そう言う意味では乃木とどっこいどっこいnお軍神だ。
その4:過去に天才的な参謀がいたため(、山本権兵衛、秋山実之、児玉源太郎、石原莞爾など)に、参謀は優秀だと言う間違った考えが出来上がってしまった。辻みたいな国辱者を参謀にした段階で、もうおしまいだったのである。

結論:駄目なものを、冷静に駄目と言えない事なかれ主義が、日本を本当に駄目にしてしまったのである。これは今もちっとも変わっていないのだ。

0 件のコメント: