火曜日, 10月 24, 2006

YouTubeはテレビ局を駆逐する

 今月になって視聴者が減少してきたYouTubeだが、それでもあのモデルそのものはまさにテレビ局を潰すものである。これは著作権を無視してテレビ番組の動画をアップすることではない。もうテレビ局を必要としないということを象徴しているのがYouTubeなのだ。確かにYouTube程度の画質では現行の放送や今後始まるデジタル放送に対抗出来る代物ではないが、高画質で見なければならないようなコンテンツを作っていないテレビ局が、それを言ってもむなしくなるばかりだ。

 結局もうテレビ局は終わっているメディアなのだ。今は個人の作品や、テレビ番組のリッピングがYouTubeの中心コンテンツだが、間も無くコマーシャルを付けた正式なコンテンツがアップされるようになってくるだろう。もちろんそれを主導するのは広告代理店だ。彼らはコンテンツ(CM)を提供するメディアを放送や紙媒体に限定などしてはいない。手数料が入ればどんなものでも良いのだ。放送は免許制のためいつの間にか自分たちを特権階級だと勘違いしたのが悪いのだ。ネットでコンテンツが配信出来る時代に生き残ることが出来るのは実は、NHKやBBCのような公共放送(国民からお金を直接集めることが出来るところだけである)に限られてしまうのである。

結論:もう民間放送を買収しようなんて言う寝ぼけたことを言って笑われないような時代ではないのである。

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