金曜日, 10月 27, 2006

本当の歴史を教えろ

 世界史や倫理を教えないというとんでもないことが明らかになった訳だが、それは教える必要がないほど程度が低かった(範囲は広いが内容はないということだ)からだろう。しかし理系で世界史や日本史を教えないのだから、お隣の国が大騒ぎするように日本は歴史を歪曲可能(日本に都合の悪いように)な国家なのだ。こんな状態を放っておいたら、韓国や中国が言うような国だと勝手に思い込んでしまうのは仕方がない。日本史ばかりをやっていると行き着くところはガチガチの国粋主義かもしれないが、世界史をまじめにやれば同じように日本人は愛国者になるだろう。

 正しく世界史をひも解けば(歴史と言うと原始時代からやるが、あれはちょっとおかしいし時間が勿体ない)自虐史観などという馬鹿げたものはなくなるはずである。そもそも歴史を学ぶ理由は、そこから現在を見る目を養うことにあり、過去の出来事を覚えることではない。そうなると現在から過去に遡る教え方があっても良い訳だ。少なくとも直近の歴史を学ばずに学期末を迎えてしまうなどと言う間違ったことはなくすべきだ。歴史とは何時(年月日には意味がない)ではなく何故を学ぶ学問であるから、すべての事象の原因が分からなければ何も学んだことにはならない。だから、単純な自虐史観などを平気で受け入れてしまうのだ。

 英語なんか必要な人間が完全に使えればいいだけである。そんなものを学ぶ時間があったらすべての人が正しい日本史と世界史を学ぶべきである。

結論:歴史とは単純に白黒を付けるような代物ではない。どんな歴史にも必ず白い部分もあれば黒い部分もある。フィリピンに対するアメリカの仕打ちなど、日本の朝鮮や台湾に対する統治と比較出来ない残酷なものだったのにそれを教えないから、まるで日本だけが帝国主義でアジアを蹂躙したように錯覚してしまうのだ。インドネシアやインドシナが独立をしたのは、日本に侵略されたからではなく旧宗主国の植民地政策が酷かったからにすぎないのである。

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